◆ini ファイル説明
形式は、一般の ini ファイルと同様です。
○凡例
[AAA] ←設定項目のグループ名(以下、「セクション」)を表します。
BBB=CCC ←セクション内の個々の設定です。
(キー=指定値) BBB:キー名(設定項目の記号名), CCC:その指定値。
任意指定項目の場合は、行削除orキー名を変えておくと無効です。
指定値(キー名に関連付けられている文字列)が
単一引用符や二重引用符で囲まれている場合、
これらの引用符は取り除かれます。
◆構成
以下、2種類のファイルを扱います。
○ツール本体の ini ファイル:
・ini ファイル名は、ツールのファイル名+「.ini」。
・ツールの画面の表示位置
・ツール画面の「対象の ファイルの情報 を選択」(Target File Info) 欄の
各選択肢に初期表示する ファイルの情報 の ファイルのパス の初期値
・各国語翻訳対応のための項目
○ファイル情報 個別の初期化ファイル(ini):
ファイル情報(File Info)個別の情報
・ini ファイル名は、ユーザが作成したもの。
◆詳細
○ツール本体の ini ファイル
現在、以下の構成です。
[DialogPosition]
validity=1
left=133
top=225
ツールの画面の表示位置です。
validity=1 の場合、ツールを起動後、画面を移動した場合、
ツール終了時にツールの画面の左上の座標を保存します。
ただし、仮想画面では未確認です。
[FileInfoDefaultRP]
FileInfo1=
FileInfo2=
FileInfo3=
(Target File Info)
┌対象の ファイルの情報 を選択−┐
|○ 1 | <=> FileInfo1
|○ 2 | <=> FileInfo2
|○ 3 | <=> FileInfo3
└−−−−−−−−−−−−−−−┘
パスは、ツールを配置しているパスに続く相対パス、または、フルパスです。
なお、フルパスの長さが、260バイトを越えないようにする必要があります。
[Translations]
frame.ini=ファイルの情報の名前
:
画面の各項目、メッセージの文字列の翻訳が必要な場合に記載します。
1ヶ国語のみ、指定できます。
なお、長さが、260バイトを越えないようにする必要があります。
○ファイル情報(File Info) 個別の初期化ファイル(ini)
ini ファイル名は、任意のファイル名+「.ini」です。
内容は、ツール画面の「ファイルの情報の名前」(Target File Info)の
各選択肢のファイルの内容です。
現在、以下の構成になっています。
なお、以下で、「INT_MAX」とあるのは、2147483647 です。
[FileInfo]
Label="NEW DATA" ←○任意指定。省略時はツールが設定。
対象ファイル情報名。
画面に表示する選択肢の見出し。
長すぎると画面に表示しきれません。
RecordDefinitionFileRP=RefRecDef\RD-SDP-Add.txt
←●必須指定。省略時はエラー。
バイナリファイルの処理対象のレコードの定義ファイル
(ツールを配置しているパスに続く相対パス)
→◎補足参照
BStartPosition=4 ←○任意指定。省略時は「0」。
バイナリファイルの処理対象のレコードの開始位置
(ファイルの先頭から移動するバイト数. 4→0x04から処理)
最小 0(先頭から), 最大 INT_MAX-1.
※Text→Binary変換の際は、バイナリファイルは
この値+1 以上のファイルサイズが必要です。
BRecordSize=231 ←●必須指定。省略時はエラー。
バイナリファイルの処理対象のレコードのバイト長。
最小1, 最大2050.
BRecordCount=100 ←●必須指定。省略時はエラー。
バイナリファイルの処理対象のレコード数
最小1, 最大 INT_MAX. 当然ですが、多いと遅くなります。
OverPos4Check= ←○任意指定。省略時はツールが計算して求めます。
最小1, 最大 INT_MAX. チェック用に使用します。
※Binary→Text変換時、
バイナリファイルの必要サイズ(読み取りサイズ) >=
BStartPosition + BRecordSize * BRecordCount
TDelimiter=T ←○任意指定。省略時は「C」。
ダンプしたテキストファイルのレコードの各項目の区切り。
T:[TAB]-TSV, C:「,」-CSV
「T」/「t」以外は「C」と見なします。
B2TDecryptTableFileRP=
←○任意指定。省略時は※参照。
Binary→Text変換時復号定義ファイル(の相対パス)
バイナリファイルが暗号化されている時などに、
Binary→Text変換時に複合で使用する変換ファイルを指定。
→※、◎補足参照
T2BEncryptTableFileRP=T2BEncryptTbl.dat
←○任意指定。省略時は※参照。
Text→Binary変換時暗号定義ファイル(の相対パス)
バイナリファイルが暗号化されている時などに、
Text→Binary変換時に暗号化で使用する変換ファイルを指定。
→※、◎補足参照
※暗号化されていないなら不要。
現在は、256バイト固定で、1Byte ごとの 1:1 変換のみ対応。
両方を省略した場合のみ、復号、暗号化しません。
どちらか片方でも指定すれば、有効ならば、復号、暗号化します。
両方指定した場合、それらの整合性をチェックします。
BinaryFilePath=C:\tmp\B.dat
←○任意指定。省略時はツール配置パス。
バイナリファイルのデフォルトパス。
ツール画面で指定・保存可能。
TextFilePath=C:\tmp\T.txt
←○任意指定。省略時はツール配置パス。
テキストファイルのデフォルトパス。
ツール画面で指定・保存可能。
BRecordIndexListFilePath=
←○任意指定。省略時は BRecordCount で指定した全件対象。
対象レコードをインデックスで指定するための、
インデックスのリストファイル。
ツール画面で指定・保存可能。
◎補足
・以下のファイルを指定する際は、必ずツールがあるフォルダの下からとします。
・RecordDefinitionFileRP - レコード定義ファイル
・B2TDecryptTableFileRP - Binary→Text変換時複合定義ファイル
・T2BEncryptTableFileRP - Text→Binary変換時暗号定義ファイル
・BRecordIndexListFilePath - インデックスのリストファイル
なお、ツールがあるフォルダの下にフォルダを作って、
そこに配置できます。 その場合は、そのパスから指定します。
例.T2BEncryptTableRP=Ref\Crypt\T2BEncryptTbl.dat
なお、フルパスの長さが、260バイトを越えないようにする必要があります。
また、パスの先頭、末尾のスペース文字には、対応していません。(カットされる)
以上